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先日、LINEニュースを見ていたら興味深い記事がありました。
有名なAV男優のしみけん氏が不動産投資で詐欺にあったというものです。
しみけん氏は新潟県の現況利回り13.5%の中古物件を契約したものの、契約後に全部屋の入居者が退去したという内容です。
家賃収入から金融機関への返済を行うのが不動産投資ですから、全居室退去となれば自己資金で返済していくしかありません。
空室が長く続けば、本業の給与や預金を圧迫し続け、それができなくなれば最悪の場合自己破産するしかありません。
かぼちゃの馬車事件の際は実際そのような方は少なくありませんでした。
これは本当によくある詐欺のうちの一つですね。
今回は著名人が被害にあったのでようやくニュースになりましたが、実際には被害者は山ほどいます。
中古物件=すでに入居があるから即家賃収入を得ることができる、という認識は決して間違っていないですが、このような詐欺には気をつけないといけません。
厳密にいうと、詐欺と立証することが極めて難しいので泣き寝入りするしかない場合がほとんどです。
本日は、少しでもこのような被害にあう可能性を減らす為のお話しをしたいと思います。
まず、きちんと賃貸借契約書が結ばれているか、そしてそれはどのような内容なのか、実際に入金があるのかを確認しましょう。
賃貸借契約書は可能な限り原本を確認したいですが、個人情報なので契約前にそれは難しいかもしれません。
最悪、個人情報を塗りつぶしたものでも事前に確認すべきです。
特に確認すべき箇所は契約期間、契約家賃です。
可能であれば、入居者の属性(年齢、勤め先、年収など)も確認したいところですが、こちらも個人情報なので難しいと思います。
しかし、ヒアリング程度であればできると思うので、契約前に必ず管理会社に確認しましょう。
以前に他のコラムでもお話ししましたが、このようなことは後に言った言わないの水掛論になる可能性があるので、可能な限りメールやLINEなど文章で残しておくことをおすすめします。
しかし、仮に契約内容を確認したとしても、あくまで契約書は紙1枚です。つまり、簡単に誰でも作成できるということを忘れてはいけません。
日本は今だに判子文化が色濃く残っています。
その影響で、判子が押してある=信用できる書面と思ってしまう方が多いように感じます。
賃貸借契約書など、1枚印刷して100円ショップで買ってきた判子を一箇所押してしまえば『原本』ができてしまいます。
このようなものを簡単に信じてはいけません。
実際にその金額で入金があるのかを確認する必要があります。
これは管理会社がオーナーに向けて入金明細を作成しているはずなので、これを見せてもらいましょう。
直近の月だけでは不完全なので、可能であれば直近1年分まで確認できれば良いと思います。
そして、現地見学も必ず行ってください。
人が住んでいれば必ず生活感がどこかに出るものです。
満室のはずなのに、いつも電気が消えている、集合ポストにチラシが散乱している、エントランスが汚いなど、なんらかの生活感のなさを感じた場合は警戒すべきです。
しかし、結論を言うとここまでしてもあまり意味はありません。
なぜかというと、契約書は先述したように誰でも作れてしまうし、入金明細もパソコン上で簡単に改ざんできてしまうからです。
人を雇って、実際に入居させれば現地に行っても違和感は感じないでしょう。
そして、しみけん氏のように契約後に全員が退去することになっても、不動産会社に『たまたまでは?うちは知りませんよ』と言われることは目に見えてます。
元入居者を探し出して、不動産会社やオーナーに言われて入居していたと言質をとることは不可能に近いのではないでしょうか。
よって、この類の詐欺で泣き寝入りする方がほとんどなんです。
結局のところ、オーナーにできることは不動産会社が真っ当な会社なのかどうか、この判断につきると思います。
普段から対応が雑、設立して間もない、実績がないなどの違和感があれば、どんなに良い物件でも警戒すべきです。
多くの投資家様に信頼いただいております!
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