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『成功者の真似をすることが最大の近道』という言葉をよく聞くと思います。
『学ぶ』の語源は『真似ぶ』から来ているとも言われるほどです。
しかし、不動産投資の世界においては、成功者の真似が必ずしも正解とは限りません。
なぜなら、不動産投資と金融機関は密接に関わっており、取引すべき金融機関は投資家それぞれの属性次第で十人十色だからです。
例えば、あなたの友人Aがオリックス銀行から融資を受けて新築アパートを購入し、十分なキャッシュフローを得ているとします。
毎月のキャッシュフローを見せられて、あなたも不動産投資に興味を持ち、同じくオリックス銀行から融資を受けて新築アパートを購入しました。
購入した物件は毎月十分なキャッシュフローを産んでいます。
この例を聞いて、どう思いましたか?
『毎月のキャッシュフローを得ているのであれば、真似して成功でしょ!』と思う方は少なからずいらっしゃると思います。
しかし、もう少し掘り下げるとどうでしょうか。
仮に、友人Aの年収は700万円、あなたの年収は1,500万円だとしたら?
友人Aの目標が『一棟購入すること』に対して、あなたの目標が『FIREすること』だとしたら?
こうなると話は大きく変わります。
友人Aの年収は都内の不動産投資家としては決して高くありません。
取引できる金融機関に限りがあり、その中からオリックス銀行を選択したのは最適かもしれません。
しかし、あなたの年収が1,500万円であれば、取引できる金融機関は友人Aに比べて大きく増えます。
金利が低い地方銀行と取引できる属性にも関わらず、金利が高いノンバンク系金融機関と取引することは間違いと言って良いでしょう。
そして、オリックス銀行は借入上限額の年収倍率が決まっています。
約10倍までと言われているので、年収700万円の友人Aであれば7,000万円の物件を購入すると、それ以降の追加融資を受けることができなくなります。
『一棟購入すること』を目標をしている友人Aにとっては、それでいいかもしれませんが、『FIREすること』を目標にしているあなたにとっては年収の10倍までの借入では目標達成することはできません。
仮にあなたがオリックス銀行から目一杯借入をしたとして、その金額は約15,000万円。
キャッシュフローが物件価格の3%出たとして、手元に残るのは毎年450万円です。
元々年収1,500万円のあなたにとっては、FIREするには心細い金額と言って良いでしょう。
つまり、同じような投資をしたとしても、友人Aにとってはオリックス銀行は最適な選択で『不動産投資で成功した』と言える内容かもしれませんが、あなたにとっては不必要に金利が高くなってしまい、FIREするという目標も達成することができず『不動産投資で失敗した』と言える内容になるわけです。
このように、誰かにとっては正しい不動産投資でも、あなたにとっても正しいとは限りません。
書店に行くと不動産投資に関する書籍がたくさん置いてあります。
『絶対成功する地方のボロ家投資!』『都心部の区分マンション投資術!』というような書籍をすべて鵜呑みにしてはいけません。
その著者にとっては正しい投資でもあなたにとっても正しいかは甚だ疑問だからです。
ましてや、『絶対に成功する〇〇投資』や『これを買っておけば間違いない!』と言った書籍は、その著者のポジショントークや自社の物件を売るためのブランディングでしかないと言っても過言ではないでしょう。
十人十色の不動産投資の世界に『絶対にこれが正解』という投資はありませんから。
不動産投資をする方には、相続税対策の方、FIREしたい方、副業としてやりたい方、転売益を狙いたい方など、さまざまな動機があります。
投資家の属性や目標それぞれで物件も金融機関も変わりますので、自分がどうなりたいのか、そして、なりたい自分になるにはどのような物件を購入すればいいのかを正しく把握しなければいけません。
多くの投資家様に信頼いただいております!
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