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投機的な不動産投資はしてはいけない。

堅実な不動産経営をするのであれば、『投機』ではなく『投資』をしないといけません。

そもそも、投資と投機は言葉は似ていますが、全く違う意味を持っています。

 

投資・・・長期的な視野で資金をビジネス(事業)に投じる行為

投機・・・機会に乗じて、短期間で利益(利ざや)を得ようとする行為

 

簡単に言うと、投資はしっかりとした計画がある中で行うもの、一方で投機は運に任せて利益を狙うというものです。

 

投機で代表的なものを上げると、価格変動が大きな暗号資産があります。

暗号資産は価格変動が読みづらく、大きく利益を出す事もあれば、大きく損失を負ってしまう場合もあります。

 

投機でお金持ちなれる人は一握りで、堅実にお金持ちになりたければ投資をする必要があります。

しかし、この事を真に理解している人は実は少なく、無意識のうちに投資ではなく投機をしてしまっている人が多いです。

 

例えば、株式投資やFXはしっかりとした知識があれば立派な投資になります。

ドルコスト平均法でETF・投資信託等を毎月積み立てる手法は株式投資の一つの正解とも言われているほどです。

しかし、同じ株式投資でも全く知識がないままに闇雲に銘柄選定を行えば、それは投資ではなく運任せの投機になってしまいます。

 

これと同じ事が不動産投資でも言えます。

最も分かりやすいものが、売却益を狙った不動産投資です。

売却益が出るかどうかは、購入時では分からないし、売却時の相場に大きく左右されます。

不動産投資の世界では、不動産価格はその時の融資情勢に大きな影響を受けます。

 

サラリーマン大家が最も流行った時代は、あらゆる金融機関が融資を積極的に出していたので、必然的に物件価格が上がっていました。

それが、スルガショック以降融資引き締めが行われると、購入できる投資家が大幅に減ったので、それに比例して不動産価格が下がったのです。

 

もし、サラリーマン大家全盛の時に売却益を狙った投資を行っていれば、大きな損失を出す事になります。

これでは『不動産投資』ではなく、『不動産投機』です。

 

一方で、同じ売却益を狙った不動産投資でも、しっかりと相場を理解して相場より安く物件を購入する事ができれば売却益が出る可能性が高くなります。

これは立派な投資と言えるでしょう。

 

しかし、売却益を狙った不動産投資は、セミプロ以上の知識や情報網を持っていないと再現性が低い投資手法です。

 

よって、弊社ではやはり堅実な家賃収入を目的とした不動産投資を推奨しております。

サラリーマン大家全盛の不動産価格が高い時に不動産投資を始めた人でも、家賃収入を目的とした投資を行っていた人は不動産価格が下がった今でも毎月家賃収入を得ています。

なぜなら、家賃は不動産価格の相場に左右されないからです。

 

不動産投資をしているつもりが、いつも間にか『不動産投機』になっていないか、再度振り返ってみてください。

 

 

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